東京メトロポリタン経営品質協議会
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ごあいさつ

企業の使命、それは、
未来への希望を創造することである

 東京メトロポリタン経営品質協議会は、グローバルとりわけアジアにおけるビジネス・エクセレンスのリード、また日本の復興と再創造への主体的貢献という、大きく二つの使命を掲げます。

 現在世界のグローバル化は益々スピードと複雑性を増していくなか、日本も国際競争力を備えた経営構造の確立に向けて質的な転換が必須であり、企業組織の規模に関わらず共通の課題です。そのためには、環境変化に適応し、俊敏かつ創造的で自己革新し続ける企業組織の質を作り上げ、顧客への提供価値とともに社会での存在価値を高めなくてはなりません。

 日本経営品質賞が創設され15年、米国マルコム・ボルドリッジ国家品質賞(MBNQA)と欧州経営品質賞(EQ)とともに、経営品質はビジネス・エクセレンス(BE)のグローバルスタンダードとして世界85以上の国と地域で展開されています。国内では23地域の協議会、15の地域経営品質賞があり、日本生産性本部経営品質協議会と連携した活動を行っています。

 グローバル社会でのアジアの存在感は加速度的に大きくなっており、グローバル化の波を牽引してきた先進諸国の一つとして、日本は重要な位置づけにあります。そして首都東京は、日本の政治経済と文化の創造的カオスの中心にあると同時に、アジアにおけるビジネス・エクセレンスの首都(メトロポリタン)として位置付けられます。

 東京でのビジネス・エクセレンス向上は、日本経営品質協議会本部での活動とはじめ、アジア生産性機構(APO)での活動、また国内外に経営拠点を拡大展開する企業組織の中核がある場として、さまざまなかたちで展開されています。メトロポリタンに結集する多様な英知から次の時代を拓く革新が生まれ続けるこの東京において、ビジネス・エクセレンス向上とそれによる経営革新、ひいては日本およびアジアの革新をリードする役割を明確化するために、「東京メトロポリタン経営品質協議会」を設立したいと考えます。

 そしてもう一つ、日本の復興と再創造への主体的貢献という使命は、3.11の東日本大震災という未曾有の危機的変化から発したものです。自然災害の猛威と原発事故の脅威という世界史上でも類を見ない大きな危機は、地域産業のみならず日本の経済と生活そのものの価値を根底から問い直すことを求めています。戦後の焼け野原から驚異の復興と成長を遂げた日本ではありますが、今そして今後はそれ以上の根本的パラダイムシフトと復活への大きなパワーを必要としています。大惨事下でも冷静に秩序と連帯を保つ日本の芯の強さが世界に賞賛されていますが、一方でグローバル社会において、日本の災害・事故が世界中に余波をもたらしているのも事実です。日本の復興・再生のために、そしてグローバル社会を担う一国として真に賞賛され得る日本であるために、すべてのビジネスがエクセレンスな状態を実現するよう、我々東京メトロポリタン経営品質協議会こそが復興を支援すべきと考えます。

 東京メトロポリタン経営品質協議会では、ビジネス・エクセレンスを実現するための、経営品質向上プログラムの普及・啓発、および組織内展開のための実践的な支援活動のほか、情報と英知の坩堝メトロポリタン東京ならではの、先進的企業組織や経済団体、学術組織との連携のほか、欧米そしてアジアでの国際ネットワーク連携を最大限に活かした事業活動を推進いたします。

本協議会設立の趣旨をご理解いただき、何卒協議会へのご参画と、協働を賜りますよう、お願い申し上げます。

東京メトロポリタン経営品質協議会 代表幹事

当協議会について

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