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活動レポート

MPEC月例セミナー[開催レポート:第4回]

MPEC月例セミナー[開催レポート:第4回]

アクト

経営品質と社員創発による組織変革

本気の次世代リーダーシップによる驚異のV字回復

田中琢実氏

● ゲストスピーカー

田中琢実

株式会社アクト 執行役員

開催日

2013年9月9日(月)

会 場

公益財団法人日本生産性本部
経営アカデミー

悪化を続ける社内環境、自社評価……。
苦境を転機に、退路を断つ覚悟で変革を

アクトは社員主導型変革の好例だ。創業社長のもと、大手顧客の成長に追随し成長してきたが、計画性のない経営でリーダー層を含め社員が次々離職、社内の雰囲気も極端に悪くなった。
もはや「誰かが何とかしてくれる」など悠長にしてはいられない。自社の評価が急落したことをいち早く教えてくれたお客様、こんな状況でも自社が好きだという社員、そして前向きな話が出来る仲間がいたことが、社員の組織変革への挑戦を後押した。リーダー有志数名は退路を断つ思いで変革推進プロジェクトを結成、自社ドメインとコアコンピタンスを再定義し、さらにゴールを数字で明示した。
基本方針を強く掲げて3年、意思決定の透明性を高めるために執行役員制度のもと、経常利益は2%上昇、離職もピーク時の半分にまで持ち直した。現在は顧客ロイヤリティ戦略を示して、加速する顧客の海外展開にも対応するグローバルカンパニーへの取り組みを始めた。
変革チームとして推進の中心を担ってきた現執行役員は振り返る。つらい局面があったとしてもそれを乗り越え、無我夢中で取り組んできたことは、結局は理念や行動規範に則るものであったということを。

イメージ

参加者の声

「自分で行動する」意識。素晴らしいと思います

戦うステージを分析して見つけ、それを勇気を持って実行した結果、社内の結束がなされました。同じ釜のメシを食う仲間になったのだと思います。「誰かがなんとかするだろう」から「自分達でなんとかする」となったことは素晴らしいことですね。

諦めずに前進する同士がいたことに感動です

以前に学んだ経営品質向上プログラムの灯が消えていなかったこと、諦めない同志がいたことに感動です。これからも社員と未来の社員のため、ビジョン達成に向けてベストを尽くしてほしいと思います。

変革推進チームを結成した勇気に感激しました

自社の状況が悪化していく中で、自ら変革推進チームを立ち上げたリーダの方々。その勇気にとても感激しました。また、筋を通すことの大切さを学びました。

中小企業の強みを活かし、さらに進化を

講演企業社員より> とても良かったです。中小企業の良さは、小回りが効く、意思決定が早い、方向をひとつにしやすいなどあると思います。私たち中小企業の良さをもっと活かし、会社に貢献できるよう、これからもがんばります。

経営幹部の真摯な姿勢に学び、勇気をもらいました

講演企業社員より> 事実を明らかにし、自らの非を認める勇気を学びました。今回あらためて当社の歴史を振り返り、自社でどのような経営がなされていたかが理解できました。守るべき価値観を残し、捨てるべき価値観を排除するのは簡単なことではありません。現経営幹部の真摯な姿勢に勇気をもらいました。

 

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