2023年度 受賞組織


概要
- ●設 立
- :2004年12月28日
- ●代表者
- :代表取締役社長 倉田 俊行(くらた としゆき)
- ●所在地
:東京都千代田区神田神保町3丁目2番3号 Daiwa神保町3丁目ビル4F
- ●資本金
- :8,000万円
- ●事業内容
:木材の輸入~加工~販売まで一貫して手がける2×4(ツーバイフォー)住宅用建築部材メーカー
特色
本社を東京に持つ九州支店でリモート参加
支店長(1年目)、中間管理職(2年目)連続参加
支店長・中間管理職を中心に支店全員で経営品質向上に取り組む
事業概要(沿革)
ウイング株式会社 九州支店は、ツーバイフォー(2×4)工法を中心とした建築資材の提供を通じて、住宅および非住宅分野における高品質な建築支援を行っています。 地域密着型の営業体制により、九州特有のニーズに応える製品・サービスを展開し、構造材の供給から施工支援まで一貫した対応を実施。商業施設・福祉施設などへの展開も進め、地域社会の持続的な発展に貢献しています。
表彰理由(ポイント)
- ウイング株式会社 九州支店は、経営デザインプログラムの継続的な活用を通じて、「理念・ビジョンの体現」と「組織的自律性の強化」を実現し、業務改革・人材育成・地域貢献において顕著な成果を上げました。 対話と実践によって支店全体の認識を変革し、業務効率・従業員の満足度・顧客価値の提供が高次元で融合した取り組みが評価され、2023年度トライステージ表彰に選定されました。
- ■経営設計図に基づく「対話型リーダーシップ」
- 支店長・役職者が率先してビジョンと目的を問い続け、全社員を巻き込む「対話の文化」を育成。これにより多能工化が進み、業務効率は20%以上向上しました。
- ■働き方改革の推進と自律的改善サイクル
- 残業時間は平均11時間減少し、男性の育児休業も実現。時間的余裕が社員の心の余裕となり、「提案→即改善→実装」という自律型の改善文化が根付きました。
- ■理念を形にする「空間改革」と地域連携
- 生産性向上によって生まれた時間を活用し、工場を「理念の体現空間」へと改修。端材を再利用した装飾やサステナブルな看板製作、月1回の工場見学会などを通じて、地域社会や顧客との絆を強化しています。
- ■小さく始め、持続する仕組みづくり
- すべての取り組みが「小さく・素早く・持続可能に行う」ことを前提に構築されており、社員・顧客・地域住民・家族を巻き込んだ共創型の経営に発展。今後は業界関係者との連携も期待されています。
総評
- ウイング九州支店の取り組みは、業務改善や働き方改革にとどまらず、「経営理念の体現」へと昇華しつつあります。 社員のエンゲージメント向上、顧客との共創、地域社会とのつながりといった、多面的価値創造の実践例として、他のモデルケースとなる取り組みです。






