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2013年度 受賞組織

社会福祉法人正吉福祉会 世田谷区立きたざわ苑

インテグレートステージ SILVER賞

概要

●設 立
:2001年(施設開設)
●代表者
:施設長 岩上広一(いわかみひろかず)
●所在地
:東京都世田谷区北沢5-24-18
●売上高
:94百万円(2012年度経常活動資金収支差額)
●従業員
:171名(2013年9月,非常勤職員含む)
●事業内容
:高齢者向け施設系・在宅系事業の運営・管理
●ウェブサイト
http://www.shoukichi.org/kitazawa

特色

「安心な暮らしの実現」を目指した自立支援とターミナルケ(ライフ)

介護への科学的アプローチと実践

笑顔と元気を引き出せる介護サービスの、職員一体となった実践

事業概要(沿革)

世田谷区立きたざわ苑は、2001年創設以来、世田谷区北沢地区を中心に高齢者介護施設として介護老人福祉施設事業(特養)、短期入所生活介護事業(ショート)、通所介護事業(デイサービス)、訪問介護事業(ヘルパー)、訪問看護・リハビリ事業、居宅介護支援事業、配食サービス、介護予防事業等、多岐にわたる事業を総合的かつ多面的に提供しトータルサービスの実現を目指している。
ビジョン「利用者・家族・地域・職員が笑顔と元気あふれる施設になる」のもと、4つの行動指針「聴く・分かる・思いやる・守る」に沿って具体的な介護サービスに取り組んでいる。科学的理論に基づく基本ケアの徹底と職員および事業の相互連携により、オムツゼロや在宅・入所相互利用で利用者の自立生活の向上に早い時期から取組み大きな成果を上げており、全国的にもまた海外からもこの先駆的かつ実践的な取組みが常に注目されている。

表彰理由(ポイント)

■健康な日常生活を送るための生活習慣実現に向けた組織的な取り組み
おむつ外しや水分補給、食事などきたざわ苑が重視する活動の背景には、健康的で人としての尊厳ある生活を実現したいとの考え方が組織的に定着しており、利用者の立場に立った生活習慣実現への取り組みが行われている。利用者の生活習慣改善による自立支援につながっているだけでなく、生活環境や食事の面でもごく普通の生活として当たり前のことを、事業・部門チーム全体でのきめ細かな連携によって自然な形で実現させている。
■利用者や家族、地域の人々の立場での業務遂行のための
 丁寧なすり合わせ
多面的かつ総合的なトータルサービスを実現する上で、各事業単独でサービスを完結するのではなく、日常的な報告や連絡、調整に加え、それぞれの担当が必要に応じて詳細なすり合わせを行っている。価値提供先である利用者や家族、地域から見て、どのような意味を持つのかを検討しながら、提示する書類に記載する用語や表現の細部にも留意した話し合いを行っており、現場の業務に対する高い納得性を引き出し、ひいては利用者への良好なサービスにつなげることに成功している。
■通常業務の中身にまで関心を持ってもらえるような
 地域との良好な関係作り
地元町会との協力や苑周辺にある緑道の定期清掃など、苑側からの働きかけでだけではなく、感謝祭などの苑行事への地域住民からの支援や参加、また通常業務におけるボランティアの協力など、本来業務にまで踏み込んだ地域との良好な関係づくりを実現している。この関係があることで、日常業務における外部視点での業務改善での振り返りを可能にしており、利用者目線での改善が継続的に行わることに繋がっている。
■話しやすく伸び伸びと仕事ができる職場環境を実現したリーダーシップ
施設長およびリーダー層は、苑の基本的な考え方をもとにして職場や職員一人ひとりにポジティブな働きかけやプラスに働く言動を心がけている。上位者から下位者への働きかけだけではなく、職員からマネージャ層への話しかけなど職場の中に自由に意見や提案の出来るスムースな雰囲気を作り出しており、利用者への価値提供に向け職員が伸び伸びと業務に取り組める職場環境が実現している。
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